カイロ大「日本学研究所」設立へ 文・理系問わず、両国懸け橋に - 共同通信 47NEWS

https://this.kiji.is/196419517327427062?c=39546741839462401
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2017/1/24 09:44

【カイロ共同】エジプトのカイロ大は2月、文学部内に日本学研究所を設立する。文系、理系を問わず幅広い日本研究の拠点として、エジプト国内で日本の理解を促進する懸け橋になるよう目指す。

 エジプト政府は現在、日本の教育に高い関心を示し、児童、生徒に掃除や日直当番をさせるなどして規律や協調性を身に付けさせる「日本式教育」を一部の小中学校で導入している。研究所はこうした国の方針に沿う形で、日本に関する情報センターの役割を担う。

 カイロ大によると、大学院修了者ら若手の日本研究者約10人を採用する。

エジプトで始まった日本発の”トッカツ” | 国際報道2017 [WORLD LOUNGE] | NHK BS1

http://www6.nhk.or.jp/kokusaihoudou/lounge/index.html?i=170119

1月19日(木)

日本の公立学校で昔から日常的に行われている掃除や学級活動などの特別活動=“トッカツ”。実は世界的には珍しいとされるこのシステムが今、注目され世界の学校に「輸出」され始めている。アジア・アフリカの途上国を中心にJICAなどが支援を行い“トッカツ”を導入する国が増えているのだ。そのひとつエジプトでは、これまで生徒がみずから教室を掃除することや、仲間と意見を交わす学級活動はなかった。現在、日本のJICAの支援を受けながら小中一貫校など12校で掃除や学級活動を試験的に始め、今後、全国の公立学校での運用を目指している。日本発の“トッカツ”がエジプトでどう生かされているのかリポート。

小池知事アラブ各国大使らに得意のアラビア語で応対 - 社会 : 日刊スポーツ

www.nikkansports.com[2017年1月17日15時49分]

 

 東京都の小池百合子知事は17日、都庁で在京アラブ各国の大使らの表敬訪問を受け、得意のアラビア語を駆使して会談した。

 小池氏は冒頭、自身で話したアラビア語のあいさつを、自分で日本語に通訳。「ようこそ、いらっしゃいました。いつもアラブの大使の皆さまにはお世話になっている。日本、何より東京とアラブ諸国のみなさま方たとの協力に対して、あらためて感謝します」と伝えた。

 17カ国の大使や参事官らが出席。外交団側の通訳は、小池氏の肩書を「都知事閣下」と通訳した。

 各国を代表して、あいさつしたイエメンのカミース駐日大使は「閣下(小池氏)の知事就任は、首都東京にとって重要な出来事だ。20年東京五輪パラリンピックという世界的なイベントの期間に、この都市を導くように市民の信任を受けた最初の女性だからです」と指摘。「我々も、この世界規模のイベントが成功するため、外交面を通じてあらゆる支援をしたい」と、東京大会成功に向けた各国の協力を確約した。

 

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  日刊スポーツの記事。相変わらず子供じみた表現で情けない。

  「得意のアラビア語駆使して会談」って。。。

  「英語コンプレックス」という言葉は、最近耳にしなくなったような気がする。帰国子女なども増え、海外からの観光客も増加し、国際交流の機会が身近になったからだろうか。

  アラビア語は、英語、フランス語、スペイン語、ロシア語、中国語と同等に国連公用語であり、重要な伝達手段である言語だ。日本でも、外語大などからアラブ諸国へ留学する学生もおり、毎年一定レベルの学生が卒業している。アラビア語の個人レッスンや学校もある。そして、ジャーナリスト出身の小池百合子さん、外交官出身でアラビストの宮家邦彦さんのように、アラビア語に通じた人材は、メディアが無関心なだけで、日本にも既に数多くいる。

  アラビア語母語とするアラブ諸国は、西から、西サハラモーリタニアに始まり、モロッコ、アルジェリアチュニジアリビア、エジプト、南北スーダン、マルタ、パレスチナ、シリア、ヨルダン、レバノンイラクサウジアラビア、イエメン、オマーンUAEカタールバーレーンクウェートなどのほか、コモロなどアラビア語公用語としている国があり、大方、日本とは文化、経済、政治、ニュース面でも馴染み深い。

  また、インドネシア、マレーシア、中央アジア、アフリカなどのイスラーム諸国や、アメリカ大陸や欧州へのアラブ系移民も多く、カンボジアベトナムでもチャム族のムスリムなど、アラビア語教育も盛んで、世界中で大きな影響力をもつアラビア語

  「得意の英語を駆使して会談」と報じる国際的な一流紙があるだろうか。それを考えると、「得意のアラビア語を駆使して会談」という表現は、視野の狭い、世界観の小さいメディアだなぁと苦笑する。

  情報過多の日々、情報の取捨選択が求められる中で、メディアとしては、優先順位を下げざるを得ない。つまり、不要なメディアとしては優先順位が高い。