イスラームとは何か〜その宗教・社会・文化 (講談社現代新書)

イスラームとは何か〜その宗教・社会・文化 (講談社現代新書)

イスラームとは何か〜その宗教・社会・文化 (講談社現代新書)

 

■目次 


●「イスラーム」の発見へ
●新しい宗教の誕生
●敬典と教義
●共同体と社会生活
●第2の敬典とハディース(予言者言行録)
●知識の担い手たちと国家
●神を求める2つの道
●スナン派とシーア派
●黄金期のイスラーム世界
●現代世界とイスラーム

 

■レビュー

 

  2018年6月5日(火曜日)、アラビア語、中近東、イスラーム言語学について教わった恩師に再開。あわせてモロッコから日本へ留学に来ている学生に会う機会があった。

  この機会に向けて、学生時代、イスラーム入門書として、恩師に紹介された『イスラームとは何か』を、再度読んでみた。

  できれば、ブックマークやマーカー機能が使える電子書籍で読みたかったけど、残念ながら、電子書籍版は出版されていないので、紙書籍で再読。

  イスラームという、宗教、文化、歴史について、概要を理解できる。

  ムハンマドや初期に活躍したキーパーソンの人物像を窺い知れるエピソードなどもあり、イスラームを多角的に理解するのに役立つ。

  著者の小杉泰 先生は、難解なことを分かりやすく解説することで定評がある。

  イスラーム国や9.11テロが起きる以前に出版された書籍ではあるけど、そもそもイスラームとは何か、を理解するには、良い入門書。